無題

 俺と藤堂は別に付き合っている訳ではないけれどよく学校でセックスをする。教室だとか、屋上だとか、まあそりゃあ節操なくしまくる。藤堂とのセックスはとてもきもちいい。学校という環境が一回きりしかさせてはくれないが、出来るのなら、足腰立たなくなるまで犯されてみたいと思う。でもやっぱり藤堂に惚れている訳ではなくて、しいていうなら、アナルをぐちゃぐちゃにかき回す藤堂の人差し指と中指が好き。そんなもんだった。
 藤堂には好きな女が居る。獣の体位で俺のケツをペニスでめちゃくちゃに犯しながら藤堂はその女について色々なことを話した。笑顔が可愛いだの、髪のつやが眩しいだの、声を聞いただけで興奮するだの、純情な中学生のような事を言うくせに、藤堂は俺の直腸に何度も何度もペニスを打ち付ける。背反というやつだ。ゾクゾクする。

「ねっ、尚ちゃん、もしその女がヤリマンだったらどーすんの」
「はあ?何ソレ」

 藤堂はニヤニヤと笑って俺の首を舐める。どくどく溢れる温い先走りが腿に垂れて気持ち悪い。「なーに、上杉妬いてんの」「ちっ、がう、けど」「じゃあ何……、あっ、まだ射精すんなよ」「えっ、なんで」「ムカつくから」「そんなあ」あああ早くイきたい。そしたらさあ、藤堂、俺がイった後に、中に出してよ。藤堂のペニスが俺の中でぴくぴくしてさあ、それってすげえきもちいいの。素敵じゃんか、まるでオナニーを覚えたばかりの猿みたいでさあ。

「ヤリマンとか気にしないかな」
「なん、で?」
「本当に好きな女とは、俺、セックスしないと思う」

 だから、そういうの関係ないよ。……尚ちゃん、お前さ、可哀想だね。馬鹿だなあ、本当に好きな女だからこそセックスするんだろ……。びくりと藤堂の腰が跳ねて、俺の尻にいっとう強く打ちつけた。小さく唸った藤堂が俺の中に射精する。
 俺がイった後にしてよ、だって、虚しいだろ。